ハーレーのベルトドライブとは?調整や寿命とは?

ハーレーのエンジン

バイクを古くから販売しているのがハーレーです。

スクーターを除いた多くのオートバイは、チェーンドライブを採用していますが、ハーレーは伝統的にベルトドライブ方式を採用しています。
ドライブベルトとは、エンジンの駆動を後輪に伝える重要なベルトです。オートバイの駆動を伝達する方法としては、
「ドライブベルト方式」
「シャフト駆動方式」
「チェーン駆動方式」
の3タイプがあります。

ドライブベルトは、チェーンタイプとは異なり、耐久性が優れています。ギアチェンジ時にかかる衝撃を吸収することと、走行音が小さくなることがメリットです。デメリットは、熱に弱いことと磨耗することにより、切れる可能性があることです。

ドライブベルトの調整方法は、ドライブベルトにシリコン製のグリスを塗り込みます。この際にはシリコン製グリスを利用する必要があり、シリコン製でないものを塗ってしまうと、ドライブベルトを傷めて劣化の原因になる可能性があるため注意が必要です。メンテナンスが必要な時期は、ドライブベルトから「鳴き」と呼ばれる異音が発生したタイミングです。

この、ドライブベルトをメンテナンスするためのシリコン製のグリスは1,000円〜1,500円程度で手に入ります。ムラなく確実に塗るためには、ペーストタイプがおすすめです。そのメンテナンスは簡単で、自分で行いやすいです。その寿命は走行距離が1万〜2万キロメートル前後と言われています。

ベルトが切れてしまうと走行が不可能となるので、その前に交換することをおすすめします。